2011/04/07

Owari no Hajimari,お稲荷さんからの啓示

あれは、展覧会の最終日31日。
展覧会が終わるとアーティストには、搬出という作業が待っているのです。これがなかなかつらい、無から生み出した作品は有になってそれらを今度は、寝かしつける作業(なかなか寝付いてくれない子供達なもので、、、)。特に今回は、作品というだけではなく僕たちが生み出した生活スタイルとしての社会活動も撤収しなければならない、やっとここまで漕ぎ着けたというのに、、、。去年から今年にかけていろんな事がありました。

:写真「白い壁の前に泣き崩れる藤井氏ではなく、お菓子を吹き出しそうになる藤井氏」

そんな中、僕達の活動を昨年から温かく見守ってくれた和田さんから提案がありました、「おちょぼ稲荷行けへん」「わーいご褒美ツアーだー」メンバー一同残りのパワーを振り絞って気合いのお片づけ!!
考えてみれば、この企画何かと御狐様の縁があるのです。
オクタゴンライフが始まってすぐの頃、マンションからシティー・タワー43に向かう途中、小さなお稲荷様を発見、メンバー一同お参り、たまたま僕の持っていたお香をお供えして会
場に向かう、「まだ寒いし、オクタゴンに電気ストーブ欲しいなー」などと軟弱な事を考えていると路上にストーブが!!近くにいたおじさんに聞いてみたら引っ越しのため不要のもの是非是非、こんな事あるんですね!!よく見るとおじさんの顔が狐顔だったかどうかはあなたのご想像に任せます。その後も御稲荷様を見つけるたびにお参りしていました、これも岐阜の場所性、商人中心で発展した街にはお稲荷さんがとても多いんです。
他にも、岐阜では焼き鳥を沢山食べました丸一酒店をはじめ、焼き鳥の発祥も御狐様がらみなんですね。(長くなるので気になった人は調べてね。)

という事で、月末、深夜の御稲荷様お礼参りツアー敢行!!
和田さんも県外出身なんですが「これは、見せておきたかった」とのこと。
これは、これは、楽しい、真っ暗な田んぼの中に浮かび上がった不夜城、出店の活気、楽しい楽しいとはしゃぎまくる。お参りも何か儀式的、名刺を捧げるのも新しい感覚イヤー楽しい!!
お参り後、みんなで、串あげ屋さんを探す。そこで僕は、和田さ
んの「これは、見せておきたかった」の真意に築いたんです。

:写真「月末、深夜の御稲荷様お礼参りツアー」企画者和田さんを先頭にはしゃぐメンバー

串あげ屋さんは沢山あるため、はやっている店とはやらない店がある、売っているものはほとんど同じなのに、大きな差がある、なぜ?和田さんはシティー・タワー43のなかで「中華そば田中屋」を切り盛りする商売のプロ。そう御稲荷さんへの参道にはしっかりと、資本主義、競争原理が目の前に露出していたのです。商売の核を見た気がしました。その後和田さんと、石屋さんや瓢箪屋さん等みながら、これがなぜ売れるのか?「本質の善し悪しとは別の善し悪し」「繁盛とは」など体感を元に話あう。

和田さんからこの上ない方法で「自分たちがどんな世界の中に居るのか意識しなさい」
といわれた気がしました。この人は本当にメンバーとは違った角度からプロジェクトを温かく見守ってくれていたのだなと「かたじけなさに涙こぼるる」思いでした。

そうなんです、昨年から続くGifu ART CAMPは、常にシティー・タワー43あるいは岐阜駅前という、商業の中心地、御稲荷さんへの参道、と対峙しているんです、資本主義と競争原理が全て、お金が神様と祭られる場所。そして、現代とはそういう時代なのではないでしょうか、あの串あげ屋さんのように表面が本質のように見える。おちょぼ稲荷をなくした参道を想像すると岐阜駅前とかぶって見えました。

そこに、段ボールの家で暮らす僕、作品を作りながら批評でも批判でもなく現代から一歩距離を置いて現代を見たとき、そこには資本主義と競争原理など本当は表面的な小さなもので。まだまだ、大きなブラックボックスが存在し、それに反応する人間性もまだ失われていない事を確認出来た気がしました。色々な活動を通して巻き込まれていては見えないもの、その渦から出て一歩距離をとってみること、そこに作った渦にまた人が興味を持つ事、これがアーティストとして僕がGifu ART CAMP2011で与えられた最大の感覚だった気がします。まだまだ、お稲荷様じゃあないけれど芸術に出来る事がある、やらねばならない事があると確信できる、本当に有意義な毎日でした。

しかし、owari no hajimari既にGifu ART CAMPは2012に向けて走り出したのです。
まだカタログ制作もあるんだよねー。
今後の展開もお楽しみに。
Gifu ART CAMPお知らせメールを現在作成中ですのでお楽しみに。

福岡寛之

:写真最初に参ったお稲荷さんに、最後のお礼参りに行った際の河井氏、熱心に願うは、Gifu ART CAMP2012への想いか、恋への想いか、知る由もない。チャンチャン

2011/04/06

『Night Museum』は、

僕の作品というよりはお遊びでした、夜遅く一人会場に残り作業をしていると、いろんな意味で、昼間の展示とは違ったものが見えてくるのです。また、ベースキャンプでの展示に仲間入りしたくもあって、お遊び企画です。
「思いついたらすぐやろう」福岡でした。